エリスの夜喫茶

本・コーヒー・カフェ等々、安らぎを得たい人のための情報館。

休む勇気って必要だよ。

今回は、「休むこと」について書きたいと思います。

私は現在大学4年で、ついこの間就職活動に一区切りつきました。来年の春には社会人になっているでしょうから、ふと「休むこと」について持論を展開しておこうと考えました。

 

休み、っていうとお盆とかGWが真っ先に連想できたので、そこから書いてみようと思います。

 

 

・全員で「消耗」する、という選択

 

GWやお盆,年末年始の期間って,ありとあらゆる交通機関・道路が混雑で溢れてますよね。高速道路の規制ラッシュなんて,凄いですよね。毎年こうなるだろうとわかってるのに,それでも多くの人が渋滞に挑んでいます。

 

よく言われていることかもしれませんが,この「日本全土一斉帰省文化」というのも見直すべきだと思うのです。

 

なぜお盆に決まって帰省する必要があるんでしょうか? 寛いで過ごした年末年始なのに,復路でどうしてまた疲れ果てないといけないのでしょうか?

 

みんなが一斉に道路・交通機関に殺到するからこういった問題があるわけですよね。正直,バカバカしいです。みんなが揃いも揃って,望んでもいない「消耗」という選択をしているようにしか思えません。

 

お盆で帰る時期くらい,少しずらしてもいいじゃないですか。

 

今の時代,Skypeやら色々と機能があるんだから,それでいくらでもビデオ通話できますよ。顔を見せてあげられるんです。お爺ちゃん・お婆ちゃんがそれを知らないなら,教えてあげればいいのです。私たち若い世代はメッセージでのやりとりを好む傾向がありますが,お年寄りならビデオ通話にハマると思いますよ,個人的には。

 

 

・「休めない」っていうのはおかしい

 

勇気を出して違う時期に休んでみることで,辛く厳しい帰省ラッシュから逃れられるわけですよ。昔と違って今は「休み」という考えに凄く敏感な時代です。「休みの柔軟化」を望む人たちにとっては,今が歴史上最高の時代です。

 

いい加減、周囲の顔色を伺って休まない選択を続けるのはやめるべきだと思いますよ。休みだけじゃなくて,飲み会とかも同じです。これについては会社員に限らず,大学生とかも通ずるところがありますね。

 

サークルでの飲み会が心底好きで,これこそがサークルに入ってる理由なんだよ!って人は大いに結構ですが,正直毎週の飲み会にうんざりしてる人っていますよね。絶対。私もそうでしたから。

 

であれば,飲み会程度休んだっていい。あるいは,「行きたくない人」でグループを作って別の飲み会に駆り出してもいいかもしれませんよ。飲み会が嫌なのって,波長の合わない人がいるからであって,同じような考えを持ってる人(うるさい飲み会が嫌だっていう考え)で集まったら結構面白いはずです。

 

会社員に話を戻しましょう。悲しいのが,「飲み会への参加が出世に少なからず影響する」っていう考えが充満していることです。コミュニケーションなら,社内でやればいいじゃないですか。酒がないとダメなんですか?

 

飲み会必要・不要論争については,散々議論されてる永遠のテーマなので,人それぞれとしか言いようがありませんよね。一般的に「不要」論が多いとされる若者世代の中でも飲み会は「必要」と感じる人だっているかもしれません。

 

休むことを1つずつ増やしてみる。そこからチャレンジすることが必要なんじゃないかな,と思います。

 

 

・強制から逃れることで,精神のゆとりを作る

 

 私は所詮大学生なので,会社員として頑張っている方の辛さはわかりません。「休めばいいじゃん」って書くことが無責任っていうのは承知の上です。

 

しかし,学生であっても,休むことの有意義さは知っているつもりです。

 

アルバイトやサークル活動,その他の「強制されること」をなるべく減らす方向で私は大学生活を過ごしてきました。これらの活動を全くしていない,というわけではありません。最小限に減らしているというだけです。

 

アルバイトをしていないとお金に困りますし,サークルも友達と話す機会という点においては有効です。(今は退部しましたが…)

 

アルバイトの出勤頻度は,本当に最小限です。私は幸運なことにお小遣いを貰えているので,バイトは週2日,3時間ずつです。これだけで生活としては充分です。というのも,アルバイト以外にWebライティングの仕事があるから必要なときにはこれで稼ぐことができます。

 

アルバイトを増やしまくと,その分ストレスが増えます。外に行かないといけないし,仕事の中でいらっとさせられることも少なからずあります。一方で場所を選ばず1人で黙々と行えるライティング業務であれば,ストレスは溜まらない。好きな格好で,好きな音楽を聞きながら作業できます。

 

単純にお金を稼ぐためという目的であれば,アルバイトが確かに良いのでしょう。ライティングだと単価がやはり高いとは言えませんから。しかしそれでも私がライティングを続けているのは,お金にそれほどの執着がないからです。

 

バイトを「ある程度」に留めておくことで,精神のゆとりをキープしているのです。インドアタイプで,1人が好きな私にとってはこういう生活の方が合っています。

 

ブログ更新やライティングをしている間は,ストレスはゼロに近いです。バイトは

「強制されるもの」なので,精神の楽さが大分違いますね。

 

 

・精神のゆとりがあれば,時間が生まれる

 

 

心が落ち着いていると,時間を有効に使えます。つまらないストレスで消耗されないですからね。

 

バイトや仕事などで疲れ果てた後,あなたは何をしますか? ほとんどの場合,酒を飲んだり寝転がってYouTubeを見たり等々するのではないでしょうか。

 

疲れ果てていると,「思考」ができません。なので,本能に従ってできる行動に流されるようになります。

 

私は読書が好きなのですが,疲れ果てているととても読書なんかできません。頭が働かないからです。漫画なら読めますが,思考しながら読みたい専門書なんかはとても頭に入ってきません。

 

読書を有意義にする時間を確保するために「疲れすぎない」生活を心がける。読書をするためには書籍代が必要なので,仕事はする。しかしバイトを大量に増やすのではなく,比較的ゆとりを持ってできるライティングの仕事を入れて,精神の消耗を避ける。

 

読書じゃなくてもいいですよ。時間が必要な仕事って他にもたくさんありますよね。英語の学習とか,プログラミング勉強とか,ギターの練習とか..。

 

これらって,疲れ果てていたらやる気も出ませんよね。体も頭を動かしたくないくらい疲れていたら。

 

 

・疲れないために,混雑を避ける

 

私が疲れを感じるのは,人で溢れた空間にいるときです。満員電車,満席の飲食店,皆が同じ方向に歩いていく大学への通学路,などなど。

 

少しでも人の少ないところに居たい,と私は感じるのです。

 

で,冒頭に戻りますが…。

「本来休むことが目的のはずなのに,その休みに行く道中で疲れ果てる」というのが,今の帰省ラッシュ文化が備えている問題点であるように思います。

 

休みに行くんだから,とにかく楽な方法で休もうよ。っていうことです。

 

私がこういう考えを持つようになったのは割と最近のことなので,いまこうした考えが少しずつ増えていることは,とても嬉しいです。

 

 

では,この辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました。